外壁塗装 横浜曽根塗装店

実録塗替え物語 サイディング外壁塗装 塗替え工事の写真日記

[14]2001.05.06 休み


● これを書いている今日は,なんと6月25日です。
  あまりにも更新が滞っているので,「どうしたんですか?」と幾人もの方から
  尋ねられたのですが,前回更新時より1ヶ月の間に,見積の御依頼が大小7件,
  加えて,質問のメールが3通,というわけで,更新を停止せざるを得なかったので
  あります。
  それでも,「見積書が遅い」という理由により,1件キャンセルになってしまい
  ました (^_^;)

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● この日=5月6日は,S様より『是非、家族サービスに励んでください』との
  お言葉をいただいていたのですが,私は妻子とは別行動,終日パソコンの前に
  おりました...。(見積書の作成です)。

● 今回は“休日ネタ”として,
  使用する塗料による仕上がりの肌=“塗り肌”の違いについてです。

● 塗料は何で希釈するか(薄めるか)によって,大雑把に以下3種類に分けられます。

 

 強溶剤系塗料  「ラッカーシンナー」等,強い臭いのあるシンナーで希釈
 弱溶剤系塗料  いわゆる「ペンキ」を希釈する「塗料用シンナー」で希釈
 水性塗料  水道水で希釈

  それぞれに,高価なもの,安価なものがありますので,
  「溶剤系塗料は良い」「水性塗料は悪い」というようなことは一概には言えません。

  一昔前までは外壁用の塗料といえば強溶剤系の塗料を使用するのが普通でしたが,
  臭気がキツイため,近年では塗り替え工事には水性塗料や弱溶剤系塗料が
  使われる事が多くなってきました。

  当店では,低臭気を優先,外壁の塗装には水性塗料を使用することが多いです。
  しかし,今回のサイディングボードのように,平らな面をローラーで塗装する
  場合には,“塗り肌”は水性塗料よりも溶剤系塗料の方が優れています。

  そこで,前もって“塗り肌”の見本板を作成,打ち合わせの際に持参して,
  ご覧いただきました。

  以下の写真はその見本板を撮影したものです。

  はじめに,凹凸の模様のある面に弱溶剤系塗料と水性塗料で上塗りをした例です。
                 

弱溶剤系塗料と水性塗料/凹凸面の仕上りの違い
弱溶剤系塗料
水性塗料

 

  下地に凹凸の模様がある場合には,弱溶剤系塗料と水性塗料との違いは
  ほとんど見分けがつきません。

  次に,平らな面に弱溶剤系塗料と水性塗料で上塗りをした例です。
                 

弱溶剤系塗料と水性塗料/平滑面の仕上りの違い
弱溶剤系塗料
水性塗料

 

  弱溶剤系塗料の肌の良さ(=結果として艶の良さ)は一目瞭然です。
  どちらも規定の割合で希釈し,同じローラーで塗ったものですが,性質が異なるため,
  水性塗料を塗った場合にはシワシワの模様が付いてしまうのです。

  この見本板をご覧になったS様の奥様が『ピカピカにしましょう』とおっしゃったので,
  弱溶剤系塗料の採用が確定しました。

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● どんな艶に仕上がったのか,それは 次の次の次の次の次の回のお楽しみであります。

 

 

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