● 建物外周の床面に布シートを敷きつめます。

● そして，トタン面の「ケレン」の続きです。
　 屋根のトタン面の他，胴差（１階と２階の中間の帯）の上，庇の上，出窓の上，基礎のすぐ上など，
　 合計すると約150mです。
　 その全面をスリスリとサンドペーパーでこするわけですから，結構時間がかかります。

　 また，矢印の部分のように，トタン側に外壁の塗料がロコツにはみ出している部分は鉄ヘラで
　 削り落とします。

● それから，手で押すとモルタルが動くところがあったので，その修繕をしました。
　 出窓になっているところの下のモルタル部分です。
　 （この建物の１階の外壁はサイディングですが，出窓の部分はモルタルなのです。）

● モルタル層をドリルで貫通させておいて正面からビス止めすれば直るだろうと考え，
　 動きが大きい右の方（黄色い矢印のあたり）に２ケ所やってみました。
　 ところが，ネジがぜんぜん効きません。
　 （赤い矢印部分の補修跡は以前施主様が行ったものです。）

● 仕方がないので，動いているところをむしり取るように外してみました。

● すると，右の方は下地の木材が腐っているのでした。
　 水はどこから入っていたのかと考えてみると，戸袋の右側面とモルタルとの境目のようです。

● 大工と左官屋を呼んである程度壊してからきちんと直すか，取り外した部分をくっ付けるか，
　 Ｉ様と相談することにして，とりあえずは 下地の木材が腐っている部分をざっと取り除いてから，
　 下のモルタルの浮きを１８本のステンレスのビスで止めておきました。

● この日，朝の予報では「降水確率２０％」でしたが，午前中から細かい雨が降ったり止んだり。
　 ケレンも養生もできない状況になってしまい ，３時前に引き上げました。