外壁塗装 横浜曽根塗装店

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[05]12/05 高圧洗浄,ケレン


● これが洗浄機です。
  緑色のホースは水道直結,水はガソリンエンジン駆動で加圧され,黒いホースを通って先端の器具から
  噴射されます。


高圧洗浄機

 


● カラーベスト(コロニアル)の屋根から洗浄を開始。
 “洗う”というよりも,水圧で“削る”感じです。


カラーベスト屋根洗浄中

 


● 下の写真は見積にお伺いした際に撮影したものです。
 (マウスポインタを乗せると洗浄後の写真に変わります)


● 高圧洗浄について,ここで もう少し補足しておきます。
  下の写真は別の現場でカーポートの床を洗浄しているところで,噴射口から床面までの距離を変えて
  その効果の違いを写したものです。
  距離によって汚れの落ち具合が異なることがおわかりいただけると思います。


高圧洗浄時の対象物との距離


  水は放射状に広がって噴射されますから,距離を離せば多くの面積に水を当てることができ,
  作業は早く終わりますが,洗浄の効果は当然低下します。
  洗浄する対象物(素材)によっては,強過ぎると素材自体を傷めてしまうので,強ければ良いという
  わけではなく加減しながら洗いますが,カラーベスト(コロニアル)屋根の場合,洗浄機の圧力は
  1センチ角あたり150kgで表面からの距離は20センチ以内が望ましいと私は思います。

  それから,洗浄機の先端器具には
  【扇状に噴射する通常のもの】と【細い水流を回転させながら噴射するもの】の,2種類があり,
  現在当店で採用している回転式のものは通称「トルネードノズル」などとよばれています。
  先端器具手前までの圧力と対象物までの距離が等しい場合,回転式は通常のものの1.5倍の圧力に
  相当する効果を発揮するそうです。
  《↑メーカー等から調べて得た情報として,千葉県富津市の同業者「(有)山仁塗装」社長の
  平野利幸さん <yamani@abelia.ocn.ne.jp> より伺った話です》

  なお,カラーベスト(コロニアル)は表面に模様があり凸凹していますから,サンドペーパーや
  ワイヤーブラシの類いでこすったとしても,きっちり高圧洗浄するほどは汚れが落ちません。

  ちなみに,下の写真は見積に呼ばれて伺った際に屋根に上がって撮影したもので,高圧洗浄無しで
  塗り替えてから“半年後の状態”です。
  こんなにも早く剥げてしまったのは高圧洗浄したか否か以外にも原因があるような気がしますが,
  施工した業者に電話をかけたら つながらなかったそうです。


半年で剥げたカラーベストの塗装

 


 

● 屋根の洗浄後,先端器具を短いものに換えて外壁の洗浄を行いました。
  が,撮影を相方に頼んだところ,ちゃんと写っているものが皆無でした...。

 

● 洗浄完了後,残った時間で少し屋根のトタン面の「ケレン」を行いました。
  「ケレン」というのは英語の「clean」が訛ったといわれる塗装用語で,付着している汚れや
  弱っている塗装の膜を取り除くための作業を指します。
  この↓トタン面は全体に塗装が粉っぽくなってきていて,わずかに錆びが生じており,
  全面をサンドペーパーでこすりました。


カラーベスト屋根のトタン部分のケレン


  「高圧洗浄したんだから,ケレンしなくても良いのではないか?」とお考えの方がいるかも
  しれませんが,サンドペーパーで表面に細かいキズを付けることは,イコール,表面積を増やして
  物理的に塗料の密着を良くする意味があり,高圧洗浄でその効果を得ることは不可能なのです。

 


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