第2章:水性シリコン樹脂塗料
【7】塗料メーカーの方からの御意見 |
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------------------------------------------------------------------------------------- 『なむ』さん,アドバイスありがとうございます。 > メーカーが行う一般的な試験方法は「折り曲げ板」を使用する方法です。 「折り曲げ板」は低汚染を主張する塗料のカタログに写真が掲載されていることが多く,存じております。 > あの試験方法だと壁面全体に付着した汚れについての性能しか分からない との御指摘は,私も感じていたことであり, > 雨スジが発生するような試験方法 を模索した結果,今後公開予定の【第4章】では「塗り板」での試験に加え,下の写真のようなテストも
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コレ↑は何なのか?というと,縦樋の塩ビパイプに10種類の弱溶剤系塗料を塗って,屋根に横倒しにして この他にも,塗り板の上部の半分に15mm×15mmのアルミ製のアングル(断面がL字型の棒)を斜めに 要は晴れた日に積もった粉塵が雨水によって不均等に流れるようにすればよいわけで,現場での経験から この方法は > 企業秘密なので教えられません と『なむ』さんがおっしゃる > 1ヶ月ぐらいで差を出せるような試験方法 とは異なるかもしれませんが,やはり1ヶ月くらいで歴然と差が出ます。 なお,『なむ』さんのメールの最後の, > 「塗膜の親水性が〜」という企業のうたい文句は との御意見ごもっともです。 > この試験方法では汚染性能が樹脂のTg(樹脂の硬さ)のみに依存し、 の内容が,“塗り板は汚れるけど雨筋汚れが付かない塗料(あるいは,その逆)があり得る”という意味を 『なむ』さんからのアンケートは,深夜0時過ぎ,私が見積書の作成をしていた時に届きました。 ------------------------------------------------------------------------------------- ※ 引き続き塗料メーカーの方からの御意見・御感想を鶴首してお待ちしております。
《 2004年7月30日 記 》
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