外壁塗装 横浜曽根塗装店

DIY外壁塗装 DIYで外壁塗装を目指す会社員Mさんと塗装店店主 静岡⇔横浜 書簡集

[066]2006.04.20(木)04:25

 subject: 道案内ありがとうございます

 


M様

私,めちゃくちゃ方向音痴なので,ありがたいです。

到着前に携帯にお電話します。

お会いすることを楽しみにしております。

[066]2006.04.20(木)04:25

 

というわけで,4月22日,静岡県のMさんのお家へ行ってきました。
 


朝6時半に日吉を出発,東名高速→小田原厚木道路,そして,こんな感じ↓

箱根新道

の道をぐりぐり走って,途中,こんなところ↓

十国峠

で休憩をとったりして,10時過ぎ,Mさんのお家に到着しました。

バス通りから入ると奥の方に黄色い家が...「あれだ!」と,すぐにわかりました。

何度も写真で見ていた建物ですが,実際目前にすると,「あー,これだ これだ」と妙な感慨が。

M邸

Mさんは私のイメージ通り,とてもハイテンションな方で,メールには書かれていなかったことを
あれこれお話しました。

何度も何度もメールが行き交っていますから,初対面なのに,初対面ではないような
不思議な感覚です。

塗料の割り振りをするためにMさんが実測して書いた立図面が↓

立面図

まだ残っていたりして,初めて見るのに懐かしい感じがするのでした。

 

 

さて,「どの程度の仕事が行われたか」チェックするときにどこを見るかというと,“細部”です。
塗り分けの境目のラインのブレ,塗料のはみ出しの有無,さらにいえば,肌,ツヤです。
それらのディテールの観察により,施工の質を“結果として目に見えている部分から推測”します。

しかし,本当の施工の質であるところの,

・高圧洗浄に何時間かけたのか?

・どのくらいケレンしたのか?

・確実に隅々まで規定の回数を塗ったのか?

というような,塗装による機能・耐久性を左右するがゆえに重視すべき“過程”は,
上塗りさえしてしまえば ほとんどわからなくなってしまいますから,
仕上りの細部から“どの程度の配慮をして施工したか”の推測はできても,
見えない“過程”のインチキは見抜けません。

つまり,工事が終わった段階での目視のチェックは,塗装工事の場合,ほとんど無意味なんです。

(じゃあ,お前は何しに行ったんだ,と言われそうですが,単純にMさんに会ってみたかったのです)

 

Mさんは,着工間もなく,「プロ同然の施工は無理だ」と思ったそうです。
では,どこで妥協するか考え,“機能”に支障のない養生を省くことにした,と言ってました。

なので,床面に塗料がタレていたり↓

塗料のタレ

縦樋に塗料が付いていたり↓

縦樋への塗料の付着

したわけで,職業的な感覚として,私にはこういうところが結構気になりましたが,
壁の膜厚感(きっちり十分に塗ってある感じ)はしっかりしており,目立つムラもなく,
たいへん良い仕上りでした。

【マウスポインタを乗せると施工前の写真に変わります】

外壁施工前後アップ

それから,廻縁は「これ,初心者が塗るのはエライ苦労しただろうなー」と,
ラインのブレに逆説的感銘?を受けました。
【マウスポインタを乗せるとアップの写真に変わります】

廻り縁

 

仕上りも大事ですが,それよりもはるかに重要な“過程”にゴマカシが無いことは,
ここまで66ページ読み進んできた方ならもうおわかりでしょう。

次回の再塗装の際には,養生をしっかりやれば,きっと100点に近い仕上りになると思います。

 

 

群馬県の塗装店「今井塗装」の今井さんから,メールをいただきましたので御紹介いたします。

> 『DIY外壁塗装』見させていただきました。
> それにしてもすごいですね。
> 対応された曽根さんもすごいですが、相手の方もすごいです。
> 伊豆に行かれてお会いになられたら、儲からないけど  ペンキ屋になるよう勧めてみて下さい。
> 本当に感心いたしました。

Mさんにこの話をしたら,「嫌だ」って言ってました(笑)


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