● 工事初日です。
　 足場を組む前に公道面のアルミフェンスを取り外し，隣地との境界のフェンスには布シートを
　 かけました。
　（マウスポインタを乗せると画像が変わります）

● 次にグラグラしていた濡縁を撤去。

● かなり腐っており，芯が「麩菓子」のようになっていました。

● ベランダまで足場が組み上がったところで，今回塗り替えるベランダ床面の下地処理をしました。
　 ベランダ床面は，ユニットバスやサーフボード等にも使われている「ＦＲＰ」といわれる素材で
　 出来ており，現場施工により マット状のガラス繊維に液状のプラスチックを染み込ませて固めて
　 あります。

● ベランダＦＲＰ防水は，最後に「トップコート」あるいは「ゲルコート」といわれる上塗りを行って
　 仕上げてあるのですが，これが劣化してくると徐々に剥げてきたり，表面に細かいひび割れが生じて
　 きたりします。
　 「トップコート」を塗り替える場合には，上に塗る塗料の付着を良くするため，はじめに表面を軽く
　 削ります。
　 電動工具にワイヤーが植えてある円盤型ブラシ「ベベルワイヤー」「ワイヤーカップ」を取り付けて
　 行います。

● 削って「トップコート」が無くなったところは透明の層が出てきます。
　 （赤く見えるのはその下の色です）

　 ちなみに，「ベベルワイヤー」「ワイヤーカップ」はモノによっては振動がひどく非常に疲れるので，
　 材料店の人に話して「ちゃんとしたモノを」と注文，「錦」というメーカーのものが届きました。
　 使ってみると，これまでに使用していたものと比べ格段に振動が少ない素晴しい品物でした。
　 メーカーのＨＰが無いのでリンクできませんが，「錦」最高！です。

● 話が逸れてしまいましたが，削った粉を掃き集めると，どんぶり２杯分くらいでした。

● 足場が組み上がってきたところで，一周してひび割れの状態を確認しました。
　 ここは↓足場が無いとぜんぜん見られない真裏の２階の窓の上です。
　 庇の上に何本もひびが入っており，太さを測ってみました。
　 0.5ミリ位です。
　（マウスポインタを乗せるとアップの写真に変わります）

● ここは0.3ミリ位です。
　（マウスポインタを乗せるとアップの写真に変わります）

　 以上の他，あちこちのひび割れの両側を叩いてみましたが，モルタルが浮いている音がするところは
　 ほとんどありませんでした。

● 足場の取付は４時半頃完了しました。

　　2003.11.27　22:09　Subject: 御連絡　11/27
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　　こんばんは。
　　下記御連絡いたします。

　　■帰り際に，足場のため門扉が閉まらない状態になっていることに気が付きました。
　　　次回お伺いした時にパイプの位置を修正して閉められるようにします。

　　■濡縁を取り外しところ，思っていた以上に腐っていました。
　　　いかがいたしましょうか？

　　■公道面のアルミフェンスは取り外してあります。
　　　できれば，この状態で施工させていただきたいのですがよろしいでしょうか？

　　■明日は朝から雨でなければ，シートの取付を行います。
　　　（シートの取付の後は，壁面ひび割れの補修なので，雨天の場合は作業出来ません。）

　　■毎晩は無理かもしれませんが，今後工事完了まで

　　　http://www.sone-tosouten.com/viproom/＊＊＊＊＊＊＊/

　　　にて簡単な御報告をいたします。
　　　（更新は毎回０時過ぎになると思います）
　　　当日中にお知らせした方がよいと思われることは２３時半までにメールいたします。

　　しばらく御不自由おかけいたしますが，よろしくお願いいたします。

　 以後，ＷＥＢ上での御報告とともに，施工中に１３回メールでのやり取りがありました。

　 また，この日提出した大雑把な「工程表」とは別に，ＷＥＢ上で「作業内容一覧表」を作成し，
　 終了した項目には日付けを入れて更新していきました。