[Q&A.30]外壁塗装工事の施工管理方法は? (訪問者からのご質問です。メールでのやりとりを編集して掲載しました。) ちょうど、自宅の外壁の塗り替えを検討中なのですが、 このHPを拝見し、1回目と2回目の色を変えて塗るというすばらしいアイデアを知ることができました。 どうすれば、施主が外壁の塗り替えの工程を正確に把握できるものなのか、思い悩んでおります。 |
過去当店で行った実例としては,着工時に「塗装工事工程表」とは別に, 高圧洗浄,養生,外壁下地調整,外壁塗装下塗,外壁塗装上塗1回目,外壁塗装上塗2回目 破風下地調整,破風下塗,破風上塗1回目,破風上塗2回目 トタン部分下地調整,トタン部分下塗,トタン部分上塗1回目,トタン部分上塗2回目... というように,部位別の作業項目をすべて並べて, 但し,そのようにやったとしても, > 工程が完了して次の工程に移るための基準 にはなりません。
脅かすわけではありませんが,ほんの一例をあげれば,希釈率です。
それから,作業は足場の上の方でも行われるわけですから,
「エンジニア」という職業が具体的にどういうことをしているのか私にはよくわかりませんが, しかるに,塗装工事は(塗装屋が言うのもナンですが)かなりいいかげんにやっても, 「希釈率 5〜10%」のところ,20%希釈しても,バレなければクレームにはならないでしょうし, また,事後の検証も困難で,「証拠があるのか」と開き直られたらそれでおしまいだと思います。 そのような不明瞭な作業を他人に任せるわけですから,疑ったらキリがありません。 なお,外壁塗替えの際に,上塗の > 1回目と2回目の色を変えて塗る のは“日本で唯一曽根塗装店だけが独自に行っている知られざる特殊な工法”ではありません。 当店HPの「Q&A」の25番『外壁塗装で本当にシリコン塗料を2回塗ったのか知りたい』 http://www.sone-tosouten.com/02qa/qa1_25.htm はごらんになりましたか? 塗装工事は施主さんのチェックがほとんど通用しないこと, |
大変わかりやすいアドバイスをありがとうございます。 アメリカのPMBOKという標準化されたマネジメント手法で、 プロジェクトは、簡単に言うと以下の順序で行われます。 曽根塗装店様は、この順序がきちんとできています。世界標準です! 「次の工程に移る」のには、顧客との合意が必要なだけで、 実は、本日の夕方に連絡がありまして、 残るは、進捗報告です。 > 1日が終わったら,「今日はこれとこれをやりました。明日はこれをやる予定です。」 この資料での報告を要求してみます。 私が選択した業者は、どうなるでしょうか? 本当にご丁寧にありがとうございました。 |
それから3ヶ月後,御報告をいただきました。 |
先般は、ご相談に乗っていただきありがとうございました。 結果をご報告しておきます。 親方はとてもいい人でした。 以上、いろいろと教えていただき大変役に立ちました。 |
御報告,非常に興味深く拝見しました。 > 親方はとてもいい人でした。 見るからに不審な人物ではなく『とてもいい人』がそのような仕事をしているのが > いろいろと教えていただき大変役に立ちました。 こんなことになってしまって,私が役立ったといえるのかどうかわかりませんが, |
以上,業者選びの難しさを痛感した事例でした。 当店の「作業項目の一覧表」WEBバージョンは下記ページに掲載してあります。 が,チェックなどしなくても,ちゃんとやる業者はちゃんとやります。 ちなみに,当店でも施主さんの奥様に作業風景をビデオ撮影された経験があります。 |