現在使用中のパソコンです。当サイトはすべて，店主である私自身がここで↑作成・管理しています。
現場仕事を終えた夜，雨の日，日曜日，この前で何時間かを過ごして見積書を作ったり，メールの返事を書いたりしています。

３ヶ月程前，私に宛てて，新潟県から日本酒が送られてきました。
送り主に心当たりがなかったので，何かの間違いではないかと思いながら開けてみると，手紙が入っており，
１年前にＨＰ上から質問を送信された方であることがわかりました。
かなり時間をかけて返信を書いてもナシノツブテの方が多い中，その方の義理堅さ，人情深さに驚嘆しました。
１年前にいただいたメールを読み返してみると，

>  他のホームページにも問い合わせていますが、返事がありません。

と書いてありました。
塗装屋のＨＰはどんどん数が増えていますが，単なるチラシ，塗料のカタログの複製，他社ＨＰからのパクリの寄せ集めなど，
事実上中身が無いものが多く，この道でメシを喰っているくせに，どうしてそんなものしか作れないのか，私にはとても不可解です。
周知の通り，インターネットの世界は非現実性を含んでおり，いかに親切そうなＨＰであっても，ただそれらしく作ってあるだけかもしれません。

良くも悪くも，パソコンやインターネットは道具にしか過ぎず，パソコンの画面の向うには生身の人間がいます。
それを伝えたいがために「職人斯く語りき」を作りました。

職人として私が書きたいことは，少なからず既に書いておりますから，
今回はとりあえず，私のパソコン歴についてのみ，軽く書いておくことにします。

私が初めてパソコンを購入したのは９６年の９月です。
目的はインターネットではなく，見積書や請求書を作るためでした。
パソコンは予想以上に手強く，それまでワープロで作っていたのと同様の書類を作れるようになるまでに３ヶ月くらいかかりました。
どこかに習いに行ったわけではなく，“パソコンの先生”的な知人もいませんでしたから，マニュアルと本と雑誌を読みまくる日々でした。

翌９７年，面白半分でプロバイダへの接続にトライ，「ペンキ屋のＨＰってあるのかな？」と検索してみました。
３０社くらいは見たと思いますが，当時は，会社概要と施工実績を載せただけのものがほとんどで，
「オレならこう作る」と思えるようなものはありませんでした。

そこで，９９年の正月，「じゃあ 自分で作ってみよう」と決めました。

原稿の作成に９ヶ月，それをＨＴＭＬ化するのに２ヶ月，最後の１週間で，
プロバイダにファイルを送信する方法とメールの送受信をマスターしました。
結局，１１ヶ月かかって，とりあえず３割ほど完成したところで，９９年１１月に開設しました。

その後，若干ページ数は増えましたが，実は開設当初からあまり変わっていません。
未だ自分としては３割程度の出来のままです。

現在，５軒分の詳細な工事写真のほか，更新のネタはたくさんあり，
当初の予定通りならば，ばんばん更新して，今の３倍以上の分量になっているはずでした。
どうしてそれが出来なくなってしまったのかというと，予想外の反響が生じているためです。

現在，質問や見積依頼など，多い時には週に３通を超える新規のメールが届きます。
私は単なるＷＥＢ担当とかではないので，それらの対応だけで手一杯になってしまい，なかなか思うように時間が取れませんが，
このページを含め，これからも楽しみながらマイペースで更新してゆきたいと思っています。

（私の趣味・嗜好に関しては このページ に書いてあります。）