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●ベランダの手摺壁の外側は特に汚れが付きやすいところです。
晴れた日に笠木の上に積もったホコリが雨に混じって壁を伝うと,その流れが集中するところに
「雨筋汚れ」といわれる黒い筋が付いてしまうためで,笠木の形状によって汚れ方に大差が出ます。
このお家の場合,笠木の出巾が狭いため施工前は汚れの筋が目立っていました。
今回,いくら低汚染の塗料を塗るとはいっても,笠木がこのままだと条件が厳しく,
白に近い外壁色をなるべくキレイに保持するために笠木の改造をすることにしました。
下の写真は,既存の笠木の上に巾の広い笠木を被せるため,手摺の支柱の根元のネジをすべて外して,
足場のパイプに吊って浮かせた状態です。
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●既存の笠木よりも,2センチ巾が広く,1センチ深い新たな笠木を取り付けたところです。
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●断面図です。
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新築時には あまり配慮されていないことですが,これだけのことで汚れ方がかなり違います。
●塗装工事の方は,帯の上のトタン(=雨押え≒水切)の上塗です。
雨樋と同じ2液型のシリコン樹脂塗料を2回塗ります。
午後に上塗2回目を塗って完了しました。
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●一部サッシの下にも水切が付いており,ここも同様に上塗を2回行いました。
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●シャッター塗装の上塗1回目です。
シャッターボックスの両側面は樹脂製なので,接着剤的下塗塗料を塗ってあります。
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●ベランダの床面は2度目のコテ塗りを行う予定でしたが,厚く塗り過ぎたせいか,
どうも硬化状態がイマイチなのでもう1日置くことにしました。
準備として,垂直面の防水材との境目の養生テープを貼りました。
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●以上のほか,不要になった養生の撤去,足場シートの取り外し,床面に敷いてあったシートの片付けを
行いました。 |